【絶対買うな】パリでHERMES(エルメス)はプロバイヤーなら狙わないよって話。

る人ぞ知る情報を教えます。

ネットの情報に惑わされないで。

 

いつもありがとうございます。私は普段イタリアやフランスからブランド品を仕入れて国内で販売するバイヤーを7年以上やっております。

自分でプロと名乗って良いのかは疑問が残りますがプロとして活動するだけの知識量と経験値はあるつもりですので、今回はプロバイヤーならパリのエルメスはそこまで狙わないよって話をしていきます。

 

エルメス本店もあるし何故パリはだめなのか?

 

ーキン、ケリー買えます

でも、私はガチでいきません。

 

もり氏
「矛盾」してるじゃんって思われそうなので具体的に解説します。

エルメスといえば「バーキン・ケリー」なので、この2つを狙っている方は世界中にいます。それに加えてエルメスの本店があるフランス・パリ。在庫数はパリが一番多いでしょう。

そうなると買えそうな条件は整っているし、在庫も多いなら「なんで狙わないの?」って話ですよね。これには現地に行ったことある人しか知らない【とある理由】があります。

 

パリのエルメスは革製品が【抽選】である

  • 店には来店できる→アポ無しでも可能
  • 革製品以外は買える→シェーンダンクル買えます
  • バッグ系は→抽選形式(仕組んでると噂)

お店に入ることはできるけど、革製品は抽選に当たった人しか買えません。試しに100万ほど買っている状態で「バッグどうなの?」って聞いたことがあるんですよ。

確かにバッグコーナーには案内されました。あれこれはいけるんじゃね…って思って店員さんもマネージャーみたいな人とコソコソし始めます。

 

でも、結局返ってきた答えは・・

 

イケメン店員
革製品は抽選に申し込んで当たった人だけなんだ。

この待ってる間の「期待させる間」はなんだったんだよと突っ込みたくなるレベルで長かったのに結局革製品は買えませんでした。ちなみに言うと私たちの前にいた人は「抽選当選」している人でクロコのケリーを出されていたので当たったらガチで買えるみたいです。

ケリー以外にも「エブリン・バーキン」も何度か見たことあります。忖度されているのかはわかりませんが、当選していた人はみんな欧州人でエルメスを身につけている人ばかりだったので、抽選の真意は謎が残ります。

 

ポイント
パリ・エルメスの革製品は【抽選形式】で購入できるかは運が伴うので期待するのはNG(抽選は操作されている可能性もアリ)

 

革製品はイタリアの方がエルメスは買いやすい

イタリア・フィレンツェ店

 

布含めて在庫あれば出してくれる

ただ、バーキン・ケリーは隠してる感アリ

 

イタリアの店舗は私が知る限り抽選方式ではないです。革製品も一見で行っても在庫あれば見せてくれる印象がありました。バッグに関しては買い付けの個数を積まないと出してくれない印象です。

ヨーロッパのエルメスは中国人も多く開口一番で「バーキン・ケリー」と言っている人が多かったのでその辺を警戒しているのもあるでしょう。欧州人からすると中国人も日本人も見分けがつかないみたいなので。

 

イケメン店員
Where are you from??
もり氏
From JAPAN
イケメン店員
Oh〜JAPAN♪

となる店員さんが多かったので「日本人だよ」と伝えるだけで好感度が勝手に上がって、ちゃんと買う意思も伝えれば在庫も出してくれる印象でした(あとフィレンツェの店員さんは美人めっちゃ多いです)

イタリア人は日本人好きな人も多く、コミュニケーションを大事にしている印象があるので、相手の見た目を褒めたりするのも効果的な印象です。

 

このペガサスチャームが買えたのも「イタリア・ヴェネツィア」でした。シェーヌダンクルブレスレット、リング、ネックレスを3つ買った後に聞いたら出てきた商品です。

バッグに関しては場所にもよりますが「他の品を買う意思を見せてから」の方が出てくる印象があるので、いきなりいうのはあまりお勧めしません。店員さんもみんなバッグが欲しいのは理解しているからこそ、向こうの要望を聞きつつこちらの要望を伝えるのは一種の交渉みたいなものです。

 

ポイント
最初に「日本人だよ」と伝えると好印象なお店が多かった。バッグ欲しいなら他に在庫を買う意思を見せた方がレア商品が出てきやすいイメージ

 

まとめ

 

もり氏
買える買えないは置いておいてヨーロッパは素晴らしい街です。

買い付けだけの目的で行くと滑った時に後悔しやすいですが、旅行ついでに「レア物あればラッキー」くらいの感覚で行くのがヨーロッパは一番楽しめます。

パリならパリの観光地を回って、美味しいものを食べて余った時間でエルメスのパリへ立ち寄る。最高の贅沢ではないでしょうか?

 

夜のエッフェル塔は圧巻

もり氏
買い付けは「旅行ついでに行く」が一番楽しめます。

フランスもイタリアも買い付けだけで終わらせるには非常にもったいない都市なので、時間の許す限りヨーロッパの素晴らしい街並みを体験して存分に楽しんだ状態で、エルメスに立ち寄るのが良いでしょう。

エルメスは各地にたくさんあるブランドですので、観光ついでに立ち寄ってみるのがお勧めです。ご当地めぐりみたいな感じでそれはそれで楽しめます。

 

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ABOUT US
もり氏【バイヤー歴7年】現役プロバイヤー
高校卒業後にアパレル店員として勤務し、さながら給与面の不安や将来性を危惧してブランド販売に興味を持って副業としてバイヤーをスタート。 現在はイタリア・フランスを中心に30店舗と提携し、仕入れを行いながら、ヨーロッパ各国やアメリカにも仕入れ網を伸ばして活動している。